医薬品のネット販売について

医薬品のネット販売

メリットとデメリット

先頃、医薬品のネット販売に関する法改正に大きな動きが見られています。これまではネット販売によって生じうる悪い側面ばかりに目がいくあまり、規制ばかりが強調されてきましたが、経済界や医学界、ネット通販会社のトップ、それに薬害などに関する専門家からなる識者会議などで規制緩和について方針が話し合われた結果、医薬品は大方の面で解禁されることとなりました。しかし全面解禁というわけではなく、第一医薬品と呼ばれる中の副作用リスクのある25品目に関してはここから除外される流れとなっています。

そもそも医薬品をネット販売するメリットとしては、近くに病院や薬局のない遠方に暮らす患者にとって自宅から離れることなく宅配便などで便利に受け取れるということが挙げられるでしょう。また経済的にもこれらの販売によって利益が上がり、流通業界が活性化するというメリットもあるでしょう。

しかしながらデメリットも存在します。今回除外された25品目は特に薬剤師の指示を仰いだ対面販売でない場合、万が一にも副作用が発症してしまう可能性が拭いきれません。現実に医薬品に関しては過去にも数々の薬害問題が起こってきました。そうした反省の流れもあって消費者が自由に好きなだけ購入できるネット販売には適さないとする意見が根強いのです。

ただし、今やネットは動画やネット中継なども簡単に行えるメディアであり通信手段でもあります。薬剤師とパソコン画面でやり取りして副作用についてもきちんと指示を仰ぐことも可能なのではないかという主張もあり、いまだにこの問題は大きく揺れている状況です。

ネットで買える28品目とは

医薬品のネット販売では、本人確認を行わないと購入することが出来ないものがあります。主に第一類に分類する28品目が対象になります。おおまかに分けて、アレルギー用薬、解熱鎮痛剤、膣カンジタ用薬、中性脂肪異常改善薬、口唇ヘルペス用薬、胃腸薬、発毛剤、生理痛用薬、むくみなど改善薬、勃起障害などの改善薬、殺菌消毒薬が対象です。
これらは大量に流通して簡易に使用できるようにしてしまうと、過剰摂取等の恐れや副作用を拡大してしまう恐れがある為に規制するという意味で厚労省会合では提言されています。
医薬品のネット販売はお店に行くこと無く購入できることは利便性などを考えると大変良いことのように思います。中にはひとり暮らしで外に購入しに行くことが難しい人もいるでしょう。特にこの28品目は病気への効果が強く、医師が処方する薬に近かったりそれに似た効果が期待できるので、実際家にいながら利用できればどんな時でも病気に対抗出来るのでありがたいことでしょう。中には性病薬や育毛剤等は購入するのに羞恥が伴うので、人を通して購入するのにためらってしまう人もいるでしょう。
ネット販売ならば、プライバシーも保たれるので特定の医薬品を購入するのに精神的なハードルが下がります。しかし、医薬品は危険も伴うことを忘れてはいけません。しっかりとした利用方法を守らなければ死に至ることもあるのです。
その為、購入する人の身元確認や本人しか使用できないといった制限が必要になってくるのです。

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